2022/10/18

保育士や幼稚園の先生になるための学習は大学や短大、専門学校などで行えます。中でも専門学校は専門性の高い教養や実技の効率的学習などが魅力の学校となっています。そのため、目標がはっきりときまっているという方にはおすすめです。そんな専門学校でまず学ぶことは保育の5領域と呼ばれることを中心としています。
保育の5領域とは健康、人間関係、環境、言葉、表現の5つの観点から子どもの健康かつ文化的発達を促すことの必要性を提示したものです。健康とは、身体を動かすということの楽しみを理解して、健やかで明るい心の健康をはぐくむことを指します。人間関係は周囲の人間に対し愛情を持ち接する力、環境は好奇心の土台となる、自然環境に関心を持つことです。こうしたものに対する支援を行うのが保育士であり、それは責務でもあります。
専門学校ではそういった保育士になるための基盤を築くことからスタートします。そしてその考えを理解した上で、徐々に現場で役立つ実践的内容に繋がっていきます。たとえば沐浴の方法、ミルクの作り方、服の着脱など基礎から始めます。子育てをしたことがないという学生も多いので、ここでしっかりと基本を身に着けることができます。
また、リトミックと呼ばれるリズム遊びの授業などもあります。専門学校のカラーにもよりますが、そういった実務中心の授業が多いところや、臨床心理などの考えをじっくりと学ぶところなど保育士の養成といっても学習のアプローチ方法は様々です。